ブラックオベリスク:聖書の背景を示す石碑

聖書の背景を示す石碑

高さ198センチメートルの塔のような形の「ブラック・オベリスク」と呼ばれる石碑が、紀元前9世紀から7世紀にかけて栄えたアッシリア帝国の首都の一つであるニムロデ(古代のカルフ)で見つかった。これには、シャルマネセル3世が周辺諸国に遠征した時のことが楔形文字(アッカド語)とレリーフ(浮彫り)で描かれている。

レリーフに刻まれた2800年余りも前の出来事の情景と碑文から、聖書に記録されている記事の背景にある古代オリエント諸王国の営みや盛衰がうかがえる。

現在ロンドンの大英博物館に展示されている。

言語:楔形文字(アッカド語)

媒体:黒色玄武岩

寸法:H 197.85cm W 45.08cm

建立:紀元前825年頃

発見:ニムロデ(1846年)

現在:大英博物館

聖書考古学資料館に入って最初に目に留まるのが、この「ブラック・オベリスク」である。この実物大のレプリカは欧米の大学や博物館にいくつかあるが、アジアでは唯一のものである。

「展示品」に戻る