聖書考古学ニュース
「テル・ハツォルのエジプト王のスフィンクス」

2013年7月9日、エルサレム・ヘブル大学は、アムノン・ベン-トル教授とシャロン・ズッカーマン博士とがイスラエル北部のテル・ハツォルで古代エジプトのスフィンクス像の一部を発見したと発表した。専門家によるとこれは、エジプト本土はもとより、地中海東岸世界で発見されたミュセリヌス王(ギザの三大ピラミッド建造者のひとりであるメンカウラー王)の唯一のスフィンクスである。

この破片は、花崗岩でできており、スフィンクスの足首からつま先まであり、高さは30〜40センチ、重量は40キロである。おそらく、実物は約500キロあったと推定されている。13世紀の破壊層に見られる王室貯蔵倉近くの穴から発見され、両足の間に王の名前があり、神に愛され、永遠のいのちが与えられたと書かれている。発掘者は、このスフィンクスは、ヘリオポリス(聖書のオン)にあったが、エジプト王からハツォルの王への贈答品として移送されたのではないかと考えている。移送の時代は、この王の治世ではなく、エジプトとカナンが密接なかかわりをもった紀元前15世紀〜13世紀が可能性の一つであろうと言われている。

聖書は、ハツォルがこの地方の諸民族の王国の首都であり、ヨシュアに率いられたイスラエルの進撃を聞いて、すべての王たちを招集し、戦いを挑んだと書いている(ヨシュア11:1以下)。ヨシュアは、この町を攻撃したとき、エジプトのスフィンクスが王宮の前に鎮座しているのを見たのであろうか。

詳しくは下記を参照ください。

Sphinx of ancient Egyptian king found in northern Israel